
カウンセラーの仕事にはどうやって就くの?
小中学校でスクールカウンセラーとの出会いにより心理学に興味を持つ子供が増えています。カウンセラーになるには、どういった学歴や資格が必要なのでしょうか。たとえばスクールカウンセラーの場合、臨床心理士の資格が必要です。臨床心理士になると心理テストを用いた心理査定やカウンセリング、地域において心の健康に関する援助やコンサルティングができます。臨床心理士になるためには、心理学系の学部や学科のある大学へ通わなくてはなりません。心理学部、教育学部、臨床心理学科、社会福祉学科など、学校によって学部や学科に違いがありますが、心理学に関する必要な知識が学べる大学を卒業後、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を卒業することで受験資格を得ることができます。試験に合格することで晴れて臨床心理士として活躍することができるのです。臨床心理士の資格は民間の資格なのですが、内閣府も認可しており、資格を取得後は心理の専門家として高く評価されます。
大人になってから心理学を学ぶには
心理学系で唯一の国家資格が公認心理師です。2018年から国家試験が実施されるようになりました。臨床心理士と同じく大学で心理学系の学科を勉強し、大学院を卒業後試験に挑むことができます。では、大人になってから心理学に興味を持った場合、どのような勉強法があるのでしょうか。独学で、心理に関する本を読む事もできます。資格を取得して活躍したいと考えるのであれば、通信講座で学習するというのはどうでしょうか。民間資格ではありますが、知識を生かし相談者の手助けをすることができます。他にもスクールへ通ったり、大学で一般公開しているセミナーに参加するという方法もあります。
心理学の大学とは心理学部、学科を置いている大学のことです。大学院を抱えている大学もあり、国家資格の「公認心理士」を目指すこともできます。多くは文系として扱われますが、統計学や実験を行うこともあります。